双極性障害に先天的・後天的デノボ変異がともに関連

計画研究A03班 (代表:高田) を含む多施設共同研究グループから、双極性障害(躁うつ病)家系で「デノボ変異(患者本人からは検出されるが両親からは検出されない新生の変異)」を包括的に解析した論文が出版されました。
全身の細胞に存在する先天的デノボ変異と一部の細胞にのみ存在する後天的デノボ変異がともに双極性障害に関連することを明らかにしました。また本研究で用いた、一細胞(単一神経細胞核)RNAシーケンスデータ解析手法は、ハブ・クラスタ細胞の研究にも応用可能なものです。

本論文は、Nature Communications誌に掲載されています。
https://www.nature.com/articles/s41467-021-23453-w

理化学研究所プレスリリースは↓
https://www.riken.jp/press/2021/20210622_3/index.html